私はお通夜のお話で、『なきすぎてはいけない』という絵本の読み聞かせをすることがあります。亡くなっていくお祖父ちゃんが、小学校に上がるか上がらないかの男のお孫さんに託したメッセージです。

たかすかずみさんの柔らかな絵と内田麟太郎さんの文章が心に響きます。

「なくなったもののは だれも
 いきているものの しあわせをいのっている
 ただ それだけを」  

 

大切な方と別れて心騒ぐ時、是非、手にしてみてください。

法慧記

nakisugi