「一患者の詩の詩」や「グリフィンの祈り」と称される作者不詳の詩です。アメリカ南北戦争の南軍無名兵士の作とも言われています。

 

人生には、「Aということを望んでもBという結果」になることはよくあります。そして、Bという結果にどのような態度が取れるのかを問われます。心の在り方の指針が、この詩に含まれているでしょう。

 

 

大きなことを成し遂げるために 力を与えて欲しいと神に求めたのに 
謙虚を学ぶようにと 弱さを授かった

偉大なことができるように健康を求めたのに
より良きことをするようにと 病気をたまわった

幸せになろうと富を求めたのに
賢明であるようにと 貧困を授かった

世の人々の賞賛を得ようとして 成功を求めたのに
得意にならないようにと 失敗を授かった

求めたものは一つとして与えられなかったが 
願いはすべて聞き届けられた

神の意にそわぬものであるにもかかわらず 
心の中の言い表せない祈りは  すべて叶えられた
私は最も豊かに祝福されたのだ

 

 

 

I asked God for strength, that I might achieve. I was made weak, that I might learn humbly to obey… I asked for health, that I might do great things. I was given infirmity, that I might do better things… I asked for riches, that I might be happy. I was given poverty, that I might be wise… I asked for power, that I might have the praise of men. I was given weakness, that I might feel the need of God… I asked for all things, that I might enjoy life. I was given life, that I might enjoy all things… I got nothing I asked for – but everything I had hoped for; Almost despite myself, my unspoken prayers were answered. I am, among men, most richly blessed!