5、 実にこの世においては、怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息むことがない。怨みを捨ててこそ息む。これは永遠の真理である。

 

6、 「われらは、ここにあって死ぬはずのものである。」と覚悟をしょう。---このことわりを他の人々は知ってはいない。しかし、このことわりを知る人々があれば、争いはしずまる。

 

 

前回に引き続き、「怨み」です。ここには、大きな智慧が示さています。

「「われらは、ここにあって死ぬはずのものである。」と覚悟をしょう。」です。
つまり、その握りしめた怨みも、どこまでも持っていくことはできないのだ、と。