ナンシー・ウッドが、プエブロ族の古老たちから聞き出した伝承を書き綴った詩集を紹介します。
『今日は死ぬのにもってこいの日』原題は 『MANY WINTERS』

 

今日は死ぬのにもってこいの日だ。
生きているすべてが、わたしと呼吸を合わせている。
すべての声が、わたしの中で合唱している。
すべての美が、わたしの目の中で休もうとしてやってきた。
あらゆる悪い考えは、私から立ち去っていった。
今日は死ぬのにもってこいの日だ。
わたしの土地は、わたしを静かに取り巻いている。
わたしの畑は、もう耕されることはない。
わたしの家は、笑いに満ちている。
子どもたちは、うちに帰ってきた。
そう、今日は死ぬのにもってこいの日だ

 

Today is very good day to die.
Every living thing is in harmony with me.
Every voice sing a chorus within me.
All beauty has come to rest in my eyes.
All bad things have deperted from me.
Today is very good day to die.
My land is peaceful around me.
My field have been turned for the last time.
My house is filled with laughter.
My children have come home.
Yes, today is very good day to die.