廬山は煙雨 浙江は潮 

未だ到らざれば千般恨み消せず

到り得て帰り来たれば別事無し

廬山は煙雨 浙江は潮           蘇東坡

 

大切な人と死別した日。
朝、また陽が昇ることが恨めしく思いました。
お腹がすくのが不思議でなりませんでした。

誰かが亡くなることで、世界が終わるということはないのです。
その人がいなくなっても、営みは続いていくのです。

 

「廬山は煙雨 浙江は潮」
蘇東坡は、「悟る前と悟った後の景色は同じだったよ」と示します。
どうせ同じ景色なら、何も苦しい想いをしなくてもいいじゃないかとも考えてしまいますが、、、
「目に映る景色は変わらないけれども、心の風光は異なるものがあるよ」と蘇東坡は励ましてくれていると思うのです。

 

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