母よ うどんそなえて わたくしもいただきまする  山頭火

 

山頭火は日記に、
母の四十七回忌の日、「かなしい さびしい供養」と記し、「母よ うどんそなへて わたくしもいたゞきます」 と詠んでいます。

 

彼の母フサは自宅の井戸に身を投げました。享年33歳。
山頭火が10歳の時の出来事です。

 

 

うどん供えて、母よ、わたしもいただきまする 山頭火