昨日之所是 今日亦復非
今日之所是 安知非昨非
是非無定端 得失難預期
愚者膠其柱 何適不参差
有智達其源 従容消歳時
智愚両不取 始称有道児

 

昨日の是とせし所 今日また非とす
今日の是とする所 いずくんぞ 昨の非にあらざるを知らん
是非に定端なく 得失 あらかじめ期し難し
愚なる者は其の柱に膠とし 何ぞゆくとして参差たらざらん
智有る者は其の源に達し 逍遥として且く時を過ごす
智愚ふたつながら取らずして 始めて有道の児と称す