生と死を考える時間
四十年前行脚日 良寛
2019年3月20日 詩
良寛さん 四十年前行脚日 辛苦画虎猫不似 如今嶮崖撒手看 只是旧時栄蔵子 四十年前 行脚の日 辛苦 虎を画いて猫にも似ず 如今 嶮崖に手を撒って看るに 只是れ 旧時の栄蔵子 &nbs …
まだ知らない友 室生犀星
2019年1月30日 詩
まだ知らない友 室生犀星 本当に手をとりあふこと さらけ出しあふこと 苦しみ合ふことは楽しみだ これが美の極だ 私の詩を愛する人人は 私どもに近い悩みを悩む人でなければ 苦しみを汲みわけてくれる人人だ 私の …
老人六歌仙 仙崖義梵
2019年1月16日 言の葉
老人六歌仙 仙崖義梵 しわがよる ほくろができる 腰曲がる 頭がはげる ひげ白くなる 手は震う 足はよろつく 歯は抜ける 耳は聞こえず 目は疎くなる 見に添うは 頭巾襟巻 双眼鏡 たんぽ おんじゃく し …