年頭にあたっての心得。

 

 

110、素行が悪く、心が乱れていて百年生きるよりは、徳行あり思い静かな人が一日生きるほうがすぐれている。

111、愚かに迷い、心の乱れている人が百年生きるよりは、知慧あり思い静かな人が一日生きるほうがすぐれている。


112、怠りなまけて、気力もなく百年生きるよりは、堅固につとめ励んで一日生きるほうがすぐれている。


113、物事が興りまた消え失せることわりを見ないで百年生きるよりも、事物が興りまた消え失せることわりを見て一日生きることのほうがすぐれている。


114、不死の境地を見ないで百年生きるよりも、不死の境地を見て一日生きることのほうがすぐれている。


115、最上の真理を見ないで百年生きるよりも、最上の真理を見て一日生きるほうがすぐれている。

 

 

百年生きることよりも、大切なことがある。